ページトップへ

基本理念・コンセプトOne's Favorite house-大好きな家-

建築業界の中で、「安かろう、悪かろう」という言葉はもう一昔前の言葉になり、現在では、インターネットを駆使をし、安く、より良い物、を求めるのが当たり前になりました。

イギリスでの研修旅行で聞いた「日本の住宅は世界の中でも有数の寿命の短さだ」ということにはとても心を打たれたのですが(日本25年前後/アメリカ40年前後/イギリス75年(もっと前より有る様な気がしましたが)(自己調査))、設計の立場より申しますと、建物自体を製品と捉え、壊れたら建替えるといった考え方ではなく、長く愛される家づくりが大切であると考えており、当社のコンセプトである「One's Favorite house」、お客様にとっての大好きな家、そして設計者にとっても大好きな家になる、そんな家づくりを目指しています。

 

具体的には、LDKの住みやすさ、使いやすさに重点を置いています。

リビングは家族が毎日顔を合わせ他愛も無い事を気さくに話す団欒の場所でもありますが、奥様がひと時の時間を作りお客様を招き入れお茶を楽しむ場所でもあります。そんな時、ご在宅のご主人は、キッチン近くにあるダイニングで寛ぐことができるよう、リビングは玄関近くに設けます。これはキッチン空間をお客様に見せない等の工夫にもなります。近年の分譲住宅は、LDKと言うオープンなスペースに、キッチンもリビングもあり、衣食住が混在しています。しかし黒澤建設が考えるプランニングではあえて、ダイニング、キッチン、リビングを切り離しているのです。もちろん、ダイニングキッチンからリビングまでの動線も、採光(窓の配置)にもしっかりとこだわって、設計をしています。

 

さらにリビングは、ダイニング等と振り分ける事で壁面が増える事になり、家具などのレイアウトを楽しめるようになります。ご自宅の間取りを見回って頂きたいのですが、オープンキッチンの間取りですと、適切な窓はあったとしても、実は家具等を置くことが出来る適度の壁が無いことが多いのです。黒澤建設の考えるプランニングは、それらの配置計画を徹底的に考えたプランになっています。

現在黒澤建設が重点に置いて設計及び建築をしている「アーツアンドクラフツ」「ル・ブリコラージュ」ともに、プランニングコンセプトは同じですが、「ル・ブリコラージュ」のキッチンには、お住まいの方が壁に棚も設け易い様、壁に下地等を配置をし(現在の住宅はクロス下地と言われる耐火性に富んだ石膏ボードを使用していますが、これでは、棚を造作したくてもネジが効きません)、取付け時にネジ等がしっかり使用できる壁にしていますので、お客様ご自身で想像力を働かせ、よりスパイスの効いた空間をおつくりいただくことができるでしょう。